もはや電話だけではない。ケータイに依存するひとたち

電話をかけるためにケータイを借りたこと

もはや電話だけではない。ケータイに依存するひとたち 世の中まだまだ捨てたものではないと感じたのは、とても親切な方に出会うことができたからです。先日私は、仕事で初めて訪れた知らない土地に出ていたのですが、そこで自分のケータイを紛失してしまい、上司と連絡がつかなくなってしまいました。スケジュール手帳に緊急連絡先をメモしておいたのですが、その連絡先にかけるケータイそのものがないために、誰にも連絡を取ることができず、また、知らない土地だけに勝手に動くこともできず、私はそこで立ち尽くしてしまったのです。しかしいつまでも立ち尽くしているわけにもいかず、一か八かケータイを貸してくださるような方はいらっしゃらないかと、近くを通りかかった方に声をかけてみることにしました。そこで私は、小さなお子様を連れられた1人の主婦さんに声をかけてみたところ、なんと快くケータイをお貸しくださったのです。

私はまさか本当にこんな親切な方がいらっしゃるとは思ってもおらず、ただただ驚いてしまいました。そうして私はお借りしたケータイで上司に電話をかけることができ、もう一度落ち合うことができました。この主婦さんにはお礼をしたいと住所を伺ったのですが、何もいらないと言われ、その場で感謝の言葉を伝えてお別れをしました。知らない人にでもケータイをお貸しするような親切な方がいてくださる世の中は、まだまだ捨てたものではなく、これからの社会に期待できるものだと感じました。私も親切心を忘れずにいたいです。

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